サイト運営に活用できる!使いやすい無料のアクセス解析ツール6選


近年Webページの運用戦略も多岐に渡り、企業では利益に直結するようなケースも多く見受けられます。
ユーザーのニーズ解析は、今後も多くの場面で求められていくことになるでしょう。

今回は、そんな要求に合わせて目覚しい発展を遂げている、アクセス解析サービスをご紹介いたします。

webサイト運用のご参考にしていただければ幸いです。


1.Googleアナリティクス


大企業の導入事例も多数ある、言わずと知れた王道アクセス解析です。
Googleアナリティクスそのものが大変多機能であり、他のGoogleサービスとの連携も充実しています。


近年のアクセス解析に求められる、コンバージョン※目標も細かく設定が可能となっています。
設置を行うだけであれば、タグを埋め込んでログインをするだけでOK。


アクセスの推移が自動的にグラフで表示されるため、視覚的にもわかりやすくなっています。
まったく知識のない状態から、詳しい解析を行おうとすると、多機能ゆえに迷う場面があるかもしれません。

しかし、世界でもトップクラスのユーザー数を誇るため、関連書籍、解説ページも多数あります。
長いスパンで分析をしていくなら、Googleアナリティクスを使用しておけば間違いはないでしょう。


Googleアナリティクス 公式ページへ


※コンバージョン:Webサイトで来訪者にしてほしいアクション、達成したい目的のこと。
例)Webサイト内の特定のページにアクセスしてほしい、メールフォームからお問い合わせをしてほしい、
ショッピングカート機能から購入をしてほしい、等。

2.User Heat

無料で使える、「ヒートマップ」と呼ばれる形式のWebアクセス解析です。

Webサイトにアクセスしたユーザーの動向を、サーモグラフィのように視覚的に表示することができます。
UserHeatでは、目的に合わせて5つの表示が用意されています。ユーザーのマウスがどう動いたか、まで解析が可能です。


この5つの表示を使い分けることで、
「ユーザーがページのどこをじっくり読んでいるか」
「マウスの動きが迷っているから、もっとわかりやすいようにデザインを変更したほうがいいかも?」
「ページのここで閲覧をやめているから、このぐらいの文章量で飽きてしまうんだな」

というような分析を行えます。


Webサイトの問題解決の糸口となるかもしれません。
こちらも、ユーザー登録、タグの埋め込み、ログインだけで使用可能。月間30万PVまで無料です。


User Heat 公式ページへ


3.忍者アナライズ


Webアクセス解析の最初期から存在する、「忍者アクセス解析」と同じ、忍者ツールズからの提供サービスです。

Googleアナライズほどのデータ解析の細かさはありませんが、その分シンプルで管理画面も見やすいものとなっています。
また、ユーザー向けコンテンツとして、アクセス解析にまつわる用語辞典も併設されており、初心者に優しいと言えるでしょう。


3G回線を経由した携帯電話アクセスの解析はできません。

同社の忍者アクセス解析では可能であるため、コンテンツのユーザー層によりサービスを選択すると良いかもしれません。

ユーザー登録、タグの埋め込みを行い、サイトからログインするだけで解析結果の確認が可能ですが、無料プランではサイトに広告が表示されますので、目的に合わせて使用をご検討ください。


忍者アナライズ 公式ページへ


4.アクセス解析研究所

かつて存在した「QLOOKアクセス解析」というサービスが、パワーアップして帰ってきました。
解析画面が非常に見やすく、直感的にわかりやすい配置となっています。


サイトへ流入してきたリンク元、検索フレーズ、訪問、滞在時間など、近年のアクセス解析に求められる情報はほぼ網羅されているため、無料ながら十分に使用可能です。
また、気になる訪問者に名前をつけて、動向を継続的に追うことが可能な上、もし迷惑行為を働く訪問者がいた場合、アクセス禁止の処置をとることもできます。


こちらもこれまでご紹介したアクセス解析と同じく、ユーザー登録、タグの埋め込み、ログインで使用が可能です。
通常だと、無料プランでも広告は表示されませんが、アクセス解析画面へのログインが31日以上ない場合、サイトにロゴが表示されます。


1ヶ月に1度ログインしてデータを確認する、という使用方法の方よりは、こまめにログインしてリアルタイムでの解析を見たい方におすすめするアクセス解析です。


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5.i2i アクセス解析


今までご紹介した忍者アナライズ、アクセス解析研究所と並んで、シンプルで使いやすいアクセス解析です。
ここまでご紹介してきたアクセス解析では、基本的にアクセスしてきた訪問者の情報を、何らかの形でまとめたもの(アクセス数、訪問ページ、滞在時間等)を見れましたが、i2i アクセス解析では、まとめデータ以外に、ユーザー訪問時の生ログを確認することが可能です。


リモートホスト、リンク元、閲覧ページなどでログを検索することが可能ですので、詳細を確認したい方におすすめのアクセス解析となっています。
ユーザー登録、タグの埋め込み、ログインで簡単に使用が可能です。


無料プランでは、解析用タグを埋め込むと広告が表示されるようになっています。
有料プランも用意されていますが、PCからの閲覧は1,000PV、スマホからは200PVで1円の従量課金制のため、使用したいHPのPVとの兼ね合いで、検討されると良いかもしれません。


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6.Research Artisan Lite


ここまでご紹介してきたアクセス解析は、アカウントを作成し、タグを埋め込むことで、ログインした解析ページから解析結果が見られるものでした。
Research Artisan Liteはそれらと違い、Webサイトのあるサーバーにファイルを設置し、タグを埋め込むことで、アクセス解析を可能にするものです。


他の無料ログイン型アクセス解析では、ログの保存期間等に制限がある場合が多いですが、こちらは設置サーバーにログが残っていくため、それらの制限に煩わされることがありません。
ファイル設置、インストールまでのマニュアルやインストーラーは非常に親切なものとなっており、管理画面も見やすいものとなっています。


設置方法の性質上、サーバーにファイル設置が不可のサービスでは使用できませんが、手間がかかっても自分の手元にアクセス解析データを残していきたい方は、使用を検討されてはいかがでしょうか。


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